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犬・猫の去勢・避妊手術について

2026年04月21日

〜メリット・デメリットと適切なタイミング〜

当院では、わんちゃん・ねこちゃんの健康維持と将来の病気予防の観点から、去勢・避妊手術をご提案しています。

「本当に必要?」「リスクは大丈夫?」といった疑問に対して、分かりやすくご説明します。

去勢・避妊手術のメリット

犬(男の子)の場合

  • 精巣の病気予防(精巣腫瘍)
  • 前立腺の病気予防(前立腺肥大など)
  • ホルモン由来疾患の予防(肛門周囲腺腫・会陰ヘルニア)
  • マーキングの減少
     ※一度習慣化した場合、完全にはなくならないことがあります
  • 発情によるストレス軽減

犬(女の子)の場合

  • 子宮の病気予防(子宮蓄膿症)
  • 乳腺腫瘍の発生率を大きく低下
    • 初回発情前:約0.5%
    • 1回目発情後:約8%
    • 2回目発情後:約26%
      ※犬の乳腺腫瘍は約50%が悪性です
  • 卵巣腫瘍の予防
  • 望まない妊娠の防止
  • 発情による出血がなくなる

猫(男の子)の場合

  • 精巣の病気予防
  • 感染症リスク低下(猫エイズ・猫白血病)
  • スプレー行動の抑制
  • 攻撃性の軽減
  • 望まない繁殖の防止

猫(女の子)の場合

  • 子宮の病気予防
  • 乳腺腫瘍リスクの大幅低下
     ※猫は80〜90%が悪性
    • 初回発情前:ほぼ0%
    • 1回目発情後:約14%
    • 2回目発情後:約89%
  • 卵巣腫瘍の予防
  • 発情時の強いストレス軽減(大きな鳴き声など)
  • 望まない妊娠の防止

デメリット・注意点

  • 全身麻酔を伴うため一定のリスクがあります
  • ホルモン変化により太りやすくなる傾向
  • 繁殖ができなくなる
  • まれに頻尿や尿失禁が見られることがあります

手術の適切な時期について

一般的には、

  • 犬:生後6ヶ月前後
  • 猫:生後5ヶ月前後

が目安とされていますが、犬種・体格・成長速度によって最適な時期は異なります。

特に以下の点に注意が必要です:

  • 骨格形成への影響
  • 尿道の発達への影響

そのため、一度診察の上で個別に判断することが最も安全です。

当院の手術前検査と流れ

当院では安全性を最優先に考え、手術前に以下の検査を行います。

  • 血液検査
  • レントゲン検査
  • 心電図
  • エコー検査

異常がなければ手術日を決定(通常1週間以内が目安)

問題が見つかった場合は治療を優先し、改善後に手術を行います。

よくあるご相談

  • 「うちの子は手術した方がいいの?」
  • 「麻酔が心配…」
  • 「太らないか不安」

こうした疑問にも丁寧にお答えします。

無理に手術を勧めることはありませんので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ|将来の健康を守る選択

去勢・避妊手術は、単なる繁殖制限ではなく、

病気予防と生活の質(QOL)向上に直結する重要な医療行為です。

大切な家族であるペットが、より健康で快適に暮らせるよう、

最適なタイミングをご提案いたします。

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