ネコのトリミング | カテゴリ | 昭和動物病院
カテゴリ > 猫のページ >
CATEGORY
カテゴリ
猫のページ

ネコのトリミング

2023/04/03

ネコさんは、通常シャンプーしたり、ドライヤーで乾かすことができません。
物音に敏感だったり、未知のことをするのに怖さを抱くためです。
でも、長毛種だったりすると、毛玉ができてどうしようもなくなったり、蒸れて皮膚炎が生じたりします。
こうなる前に、シャンプートリミングをお勧めします。

病院でのトリミングは、こんなふうに行います。
まず、簡単な身体検査を行います。このとき、高齢であったり、肥満であったり、持病があれば血液検査やレントゲン検査などのスクリーニング検査をおこない、鎮静がかけられるかどうか検査で確認します。

次に、鎮静をかけます。
ほとんどの子で血管から鎮静剤を注射します。
血管からの場合効果は直ぐ現れ、その場でふにゃんとなります。

この子の場合は、長毛種で毛玉がすごかったので、ライオンカット&ソックスにしました。洗う前に、バリカンで毛をカットしていきます。

ふにゃんとなているので、寝かせてバリカンをいれます。呼吸は、しっかりしています。

あらかたバリカンが終わりました。
黒一色に見えても肌は、なんとんなく模様があるもんなんですね。

シャンプー・ドライヤーも終了しました。まだ、少し鎮静が残っていますが、頭も上がってきました。シャンプー・ドライヤーが終わった時点で、覚醒を促す注射をします。 歩き回るまで、確認して処置は終了です。
こんなふうにして、ネコさんのシャンプーは行います。
鎮静をすることによって、動物に無理な緊張やストレスをかけずに処置を行うことができます。