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療法食

2023年04月03日

主にヒルズ・ロイヤルカナン・ユーカヌバ・スペシフィック社の療法食を使用しております。

ご飯を指定させて頂くのには意味があります。
1匹1匹の疾患によって必要な成分・脂質・量などが様々なため、その子の体にとって、1番良い補助になるご飯を獣医師が選んでいるからです。

病院では各種サンプルもご用意してお渡ししておりますので、指定された1袋を買ってしまったけれど全く食べなくて・・ということはございません。お試しいただき、その子の好きな味の療法食を食べて頂くことが出来ます。

中でも一番ご飯を気を付けて選んで頂きたいのが、皮膚疾患のわんちゃんです。

食事性アレルギーの場合その名の通り食べるものにアレルギー反応が出るため、ご飯は非常に慎重に選んでいただく必要があります。
更に詳しくはこちらを参考にして頂ければ幸いです。
勿論猫ちゃんの皮膚疾患用ご飯もございます。
※皮膚疾患用療法食・・・アレルギー反応が出やすいものを避け、たんぱく質を、ペプチド・アミノ酸レベルまで小さくしてあります。

わんちゃん・猫ちゃん問わず誰でもかかり易い病気が尿路疾患です。

尿を直接採取し、遠心分離をかけ顕微鏡で見ると、結晶と呼ばれる物質があるかどうかを確認することが出来ます。
また、膀胱のエコーやレントゲンでは、結晶が固まってできる結石を確認することが出来ます。
結晶・結石の形や見た目は以下の通りです。

▼ストルバイト・シュウ酸カルシウム・尿酸塩の結晶(上段)・結石(下段)の写真

血尿や頻尿、もしくは尿が全く出なくなってしまうといった症状が出ましたら、すぐに検査されることをお勧め致します。
内科で対応出来なくなった場合は手術となり、直接石を取り除かなくてはなりません。

▼実際に尿が出なくなり、緊急オペとなったわんちゃんの尿石

そうならないためにも、日常的に石を出来にくくするご飯を食べて頂くことで、予防効果を高めることが出来ます。

尿路疾患用

尿石が出来にくい様にリン・マグネシウムを制限してあります。また結石<ストルバイトのみ>を溶かしやすいように調整してあります。

肥満・脂質代謝障害用減量食

脂質を減らし、繊維を多くすることで糖質が吸収されるのを防ぎ、更に満腹感を促します。

腎臓系疾患用

食欲低下しがちのためいい香りをつけ、リンなどを制限してあります。このフードは、腎疾患の初期から投与して頂くのが大変効果的です。平均寿命が3年は伸びます。

肝臓系疾患用

消化を良くするため調節しており、カロリーも高めに作られてあります。

心臓系・関節・その他シニア向け

心臓・関節向けに調整し、足への負担を減らすために低カロリーになっています。また、Na減量やグルコサミンなどの関節軟骨成分も強化してあります。

子犬・子猫用

成長期の子犬・子猫向けに調整してあり、好まれる味・香りづけで粒が小さめです。

消化器用

消化不良・下痢の子のため消化性の高い原材料を使用し、少ない量でも必要なカロリー・栄養が摂取できるように調整してあります。

また、腸管自体に栄養が届き炎症が起きた腸管の修復が速やかに行われるのを助けます。